咽喉式マイク購入レビュー

~0から始めるパンツァーフォー!~

ガルパンはいいぞ。

どうも、おはようございます、こんにちは、こんばんは。落単騎士です。先日冬至を迎えたこともあって大変寒い毎日が続いていますね。僕はヒーターと結婚した身なのですが、昨日そのヒーターの燃料が切れて無事ご臨終されました。僕も彼女の後を追ってそろそろ凍死しそうなので、その前になんとかアドカレを書き終えたい次第であります。

ガルパンはいいぞ。

オタクたちの間でこのフレーズはまことしやかに囁かれている。ガルパンはいいぞ、重低音たまんねぇ、まほたん結婚して、と。

ガルパンが何か分からないという非オタのためにガルパンが何かを説明すると、ガルパンとはガールズ&パンツァーの略であり、戦車同士の模擬戦が伝統的な女性向けの武道として競技化され戦車道と呼ばれて華道や茶道と並ぶ大和撫子の嗜みとして認知されている世界を舞台に、戦車戦の全国大会で優勝を目指す女子高生たちの奮闘を描くオリジナルアニメのことである。

これだけ聞くとニッチな層向けのアニメなんだなと思われるかもしれないが、 兵器である戦車を女子高生たちが運用するという男性のアニメファンにアピールするようなミリタリーと萌え要素を併せ持ちつつも、死者の出ない戦闘とスポーツものの約束事を踏襲した物語が描かれ、戦争と死といった背景から切り離された戦車戦を描いていることから、親しみやすいアニメとして国民に広く愛されている作品でもあるのだ。

ある日、そんなガルパンを動画視聴サイトでぼんやりと見ていた僕はふと気がついた。

「あれ?みほたん首になんか付けてね?」

実はこれ、戦車などの騒音が大きい環境下でも比較的クリアな通信が行える特殊なマイク「咽喉式マイク」である。このマイクは喉に直接集音器が触れて声を出した際の喉の振動を検知するマイクで、騒音環境下での集音性に優れている。アメリカ軍とかがドンパチやってる映画とかでよく特殊部隊の兵士が首元に手を当てて通信しているシーンを見たことがあるかもしれないが、あれもこのマイクを使用しているのだ。

首元に手を当ててキリっとした面持ちで指揮をとるみほたんを見ているうちに、影響されやすいオタクである僕は次第にこのマイクに興味を惹かれていった。有体に言うと欲しくなった。

という訳で買ってみた。

買えた。

幸いなことに、ドスパラの上海問屋で格安!かつポイント使用可!でみほたんがつけているマイクに似たような咽喉マイクが販売されていたのであっさりと買えた。

注文してから数日後に届けられた咽喉マイクは、首をぐるっと囲えるように湾曲した形をしていて、さながらヘッドホンのようだった。喉元に当たる部分には集音器のようなものがついており、内側の部分は穴一つなくつるっとしていたのが印象的だった。本当に音を集める気があるのかとすら思える。集音部分の片側だけからチープなイヤホンがついていて、これで相手の音声を聞き取ることができるようだ。

そして早速装着してみた。

着けてみた感想は、まず「息苦しい」である。みほたんはよくあんな平然とした顔でいられるなと思った。おえってなんないのかな…。まぁ耐えられないほどではないので、着けているうちにだんだん馴染んできたようにも感じられた。うんうん、良い感じだね。じゃあ次行ってみよう。

使用してみた。

Discordを開いて、マイクの設定を咽喉マイクに調整し、いざ使用!

東京にいる友達を呼び出して会話してみることにした。

もしもし?

友達

パンツァーフォー!

は?(迫真)

友達

やった!成功だ!

何やら彼が僕のことを胡乱な眼差しで僕のことを見つめている気がしてならないが、成功は成功だ!

その後音質の確認などをしてもらうと、若干ノイズが混じっていて聞きづらいとのことだった。通常タイプのマイクに比べて音質という点では劣るが、やはりどのような騒音が鳴っていても一定の音質で通信が行えるというのはかなりのメリットだろう。ただこのマイクの特性なのか、イヤホンが絶望的に聞きづらかったのだけは残念だった。

結論。

咽喉式マイクは「音を拾う」という点ではマイクとして問題なく使用できた。ただしノイズが酷いため普段使いにはオススメしない。今後も面白そうなガジェットがあったら好奇心の赴くままに購入して試してみようと思う。

俺たちの戦車道はこれからだ。パンツァーフォー!

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