フィールドワークの二日目にドワンゴ様を訪問させて頂きました!
大人数にもかかわらず快く訪問を受け入れてくださりありがとうございました!

ドワンゴ様は動画配信サイトとして有名なニコニコ動画を設立された会社です。今回は音楽配信などでよく使われるストリーミング配信の話やニコニコ動画に関する話をお聞きするために訪問させて頂きました。

更に、ニコニコ動画の目指すものや人気の理由、「歌ってみた」といったユーザの創りだすコンテンツの話を聞かせて頂けました。

まず、ニコニコ動画が目指すものとしては「単なる動画配信サイト」ではなく「SNSサイトに近いもの」を目指すという話でした。ユーザ同士が個々に交流しあえるサービス、現実の世界の代替となりうるサービスを用意するなど各サービスにこれが顕著に現れているのを話を聞いていて感じることが出来ました。

また、ニコニコ動画がユーザから強い指示を受ける理由としては「投稿者」「閲覧者」「コメント投稿者」の各々が良い影響を与え合うエコシステムがある点が挙げられました。例を挙げると投稿者は閲覧数、やコメントからのフィードバックを得、閲覧者はコメントが毎回変わることで見る度に新しい楽しみを得るなどといった具合です。各々がそれぞれ求めるものを何らかの形で得ることができるわけです。

他にも、コメントによりユーザ同士が時間を共有できるという点についても挙げられました。ニコニコ動画のコメントは御存知の通り、再生画面上に弾幕という形で表示されます。動画と同時にコメントを見ることができ、動画の再生中に投稿した時間と関連付けられています。この機能を用いることで面白い動画の笑える場面で「面白い!w」とコメントを投稿して他人に感想、感情を伝えることができ、逆も然りで他の閲覧者の感想、感情を見ることもできます。このように、コメント機能を用いることで生放送や投稿された動画などの「ある場面」においてコメントを用いて感情を表現し「時間を共有する」ことができます。このような「みんなで観ている」と感じる臨場感はニコニコ動画ならではと言えるでしょう。

さらに、ユーザの創りだすコンテンツについては著作権などを犯している動画の一斉削除が行われた際、ユーザがVOCALOIDなどを用いて自分でコンテンツを作り出したのが始まりであるという話を聞かせて頂きました。

また、今回の訪問の際、技術面の質問もさせて頂きました。トラフィック量の話やニコスクリプトの開発経緯などを聞かせていただけました。また、コメントのシステムに関してもどのように管理しているかなど、質問に答えていただき、大変参考になりました。

最後に、今回は大人数かつスケジュール的にも急な訪問であったにもかかわらず、訪問の申し出を快く受け入れてくださりありがとうございました!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事