こんにちは。立命館コンピュータクラブの渡邉です。
弊会では後期中に行う活動として、各企業様に赴き実際の現場のお話を聞く「フィールドワーク」を実施しています。
我々は平素より「グループ活動」として、複数の班に分かれて情報分野に関わる事柄を研究しています。
今季は「音楽とIT」をテーマとした研究活動を行なっており、それらが実際に企業が活動していく中で事実に即しているかや、
実際に企業の方が現場で感じられている事柄を学ぶ為に後期活動の集大成として、企業の方に赴いてのフィールドワークを行なっています。
その中で、今回は日本音楽著作権協会様(以下、JASRACと呼称させて頂きます)よりお話を聞いて参りましたので、こちらに関してご紹介します。
JASRAC様は、音楽の著作物の著作権を管理している団体です。
作曲者や作詞者、音楽の出版者から権利の委託を受けて、それらが世の中で利用された際に著作権料を徴収し、
各々の権利者に分配する業務を行う団体です。これらの著作権料を適切に分配することで、音楽業界全体にも良い影響を与えています。
当会では、Webを通しての配信など、新しい販売や利用の形態が生じていく上で、どのようにして権利を守っていくかや、
著作物を利用した際の報告の個別化、著作権の思想を普及させるためにどのようなことをされているかなど、
非常に多様な事柄について伺いました。
JASRAC様のお話を聞いていた中で、長年の音楽業界の努力によって著作権が守られるべき存在である、というこ事は世の中に広く浸透していると考えました。
しかし依然として違法ダウンロードを始めとした権利の侵害は根の深い問題として音楽業界に存在しています。
こうした企業様への質問を行なっていくうちに、企業様がこれだけ体系化された組織や熱心な取り組みを以って著作権を保護しているにもかかわらず、
依然として不正な利用がされているケースが有ることに驚きや憤りを感じました。
JASRAC様は幅広い広報活動を行われていて、それはホームページ(http://www.jasrac.or.jp/)や広報物にも如実に表れています。
こうした活動が、私は今日の音楽業界を中心とした市場をより活発なものとしていると考えています。
またお忙しい中、弊会の訪問を受け入れて頂きありがとうございました。
大人数で訪問させて頂いたにもかかわらず、各会員の質問に丁寧にお応え頂いた事に感謝しております。
今後も末永くJASRAC様が音楽を振興し、よりよい音楽業界を形作っていくことを願っています。