この記事はRCCアドベントカレンダーの18日目の記事です。

昨日はumichanさんの17日目:画像調教師です。


初めまして、XiPHiA(@alchemicalogic)といいます。RCCでは会内のシステムの運用とかに関わってます。
RCC Advent Calender 18日目の今日はRCC内で運用されている機材について色々と書き連ねようと思います。

我々RCCは情報系団体、当然自前の会内ネットワークを構築しています。会内ネットワークに関する機材は次の写真のように全て1つのサーバラックに収まっています。

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見る人によっては「別にサーバラックでなくメタルラックとかでいいじゃないか」と言われそうですね。実際にサーバラックを導入する以前はメタルラックで頑張っていました。いつかはラックサーバを刺してみたいです。


UPS

それでは左上あたりから説明していきましょう。
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左上の黒いやつたちはUPS(Uninterruptible Power Supply)、無停電電源装置と呼ばれるものです。UPSは内部に充電池を持っていて、停電などが起きたときでも短時間であればコンピュータや機材に電源を供給を行うことができます。ものによっては充電池ではなくフライホイールと呼ばれる回転する部品を利用して、回転エネルギーを利用した電源供給を行うやつもあります。UPSがあるおかげで、突然コンピュータの電源が落ちてデータが消える・壊れてしまうといったアクシデントを防ぐことができます。ちなみに、RCCでは現在APC製のUPSを使っています。コンピュータと接続させることで電力状況と連動した動作をさせられる機能があります。なお、背の低いのとのっぽなのがありますがどちらも内部には鉛蓄電池があるため重いです。


ルータ・ハブ

続いて右上の青っぽいのと黒いのが積み上がったやつたちについて説明します。
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これらはルータ(青いの)とハブ(黒いの)です。ネットワークの中枢を担当してくれています。ルータについては無線LAN機能付きのものがたいていのご家庭で見られると思いますが、ハブはご家庭でお目にかかることはあまりないかもしれません。学校のPC教室とか、オフィスとかでは結構見かけますね。RCCで使っているルータとハブは、どちらもYAMAHA製の品物です。一般的にYAMAHAというと、楽器やバイクといった印象が強いのではないかと思われますが、ネットワークに関する機材も作っています。それどころか関連会社ではプールとかの施行もやっているとか。手広いです。ちなみに写真では見えていないのですが、この積み上がっている後ろに無線LANルータが置かれています。残念ながらこちらはYAMAHAのものではなくNEC製の製品です。あとてっぺんのルータ(RT107e)は現在退役しています。現在主力として働いてくれているのは下のルータ(RTX810)です。


サーバマシン

それでは下に固まっているやつたちについてです。3つ並んでいますがどれもサーバマシンです。
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サーバマシンとは言いますが、構成しているパーツの信頼性が異なる程度で、一般的なPCと大きな違いがある訳ではないです。現在運用されているのは左の2台だけで、右端のマシンは既に退役しています。ところでRCCのサーバには名前があります。現在は基本的にはサーバの機能を表す名前(Web用ならweb、データベースならdbなど)がつけられています。以前はタロットカードの大アルカナをもとに命名していましたが分かりづらいという意見のもと改められました。このサーバの名前なのですが、過去には不思議なジンクスがあったそうです。当時、星の名前をもとに命名していたそうなのですが、星の名前をつけたサーバはことごとく故障してお星様になることが多かったらしく、以降それを断ち切るために貴金属の名前を付けるようになったそうです。このように、RCCのサーバたちは名前を変え役割を変えながら運用が続けられています。


以上、RCCで運用されている機材のお話でした。

明日はbeoluguさんです。

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