こんにちは、RCC3回生の田中です。音楽と楽しい技術を愛しています。自分の知らなかったものや新しいものに対してワクワクする感情は多くの方に共感していただけるのではないかと思います。それが既存の分野に大きな革命をもたらしてくれたら尚更ですよね。

今回は音楽の分野からとあるグローブを紹介したいと思います。
その名も「Mi.Mu Gloves」。精鋭のミュージシャンや科学者たちが集まり、2011年から開発されているグローブ型デバイスです。このグローブ一つで作曲のすべてをこなすことができ、また表現に身振りをそのまま使うことで、自然で感情豊かな音楽を作り上げることができます。目に見えない情報を掴むような技術がウェアラブルデバイスとして実現されてきています。メガネやブラジャー、そしてこのグローブもその一つです。さらにIoTの影響も加わってくると今後どう変化していくのかとても楽しみですね。

ここから「Mi.Mu Gloves」の詳細について述べていきたいと思います。

<Mi.Mu Glove>

MMG

グローブの紹介ホームページによると、

「我々のミュージックグローブは、実に優雅な、伝統織物と進化した人の動きの追跡技術の融合の象徴で、ジェスチャーの読み取りとマッピングソフトウェアの組み合わせで実現しています。そして、新しく柔軟に音楽と視覚芸術のコントロールへアプローチしています。」

とあります。(多少、訳に間違いがあるかもしれないですが大体こんな感じです。)

特に人の動きに対応するデバイスには、マッピングの正確性で問題が出てくるもので、拍間が必要な音楽には向いていないです。結局、従来のアナログなデバイスが重宝されることも少なくないわけですが、このグローブは非常に実用的なデバイスであるように感じました。もしかしたら、音楽の物によっては合わないかもしれないですが、電子的な繰り返しの多い音楽にはうってつけのデバイスだと思います。
一度グローブのデモシーンから、その性能を視てみてください。きっと感心するはずです。視聴する際は、イヤホンかヘッドホンを付けることをおすすめします。(つけないとわかりにくい部分があるので必要です。)

→Mi.Mu Gloves 2012 demonstration URL:http://youtu.be/vq52kT6YY-0

人差し指1つで音色が変わり、指をつまんだり、前後させることでピッチ変更やフェーダー操作が行えるようです。パン振りやそのほかのエフェクト、編集も自在に行えます。先ほど紹介したyoutube動画では紹介されていませんでしたが、立っている場所によってもディレイ、リバーブがかかったりと対応しているようです。本当に一挙手一投足が音として形をなしているようですね。

より正確に手の動きを読み取りマッピングすることを可能にしているのは、センサーが読み取る対象により密着しているからなのでしょうか?それとも計算処理が速いからなのでしょうか?技術的な部分に触れられなくて残念ですが、そのあたりは詳しく携わっていないと何とも言えません。

<終わりに>
今回は音楽のウェアラブルデバイス「Mi.Mu Gloves」を紹介しました。私の中の音楽分野で最近革命を起こしてくれたデバイスです。詳しくプロジェクトを知りたい方や、プロジェクトに関わりたい方はホームページを見てみてください。

→ Mi.Mu glovesホームページ URL : http://mimu.org.uk/

個人的には、これをつけてキルミーダンスを踊ってみたいですね。

技術進歩によってこれからも人とコンピュータが密接に関わっていく未来を期待しています。それではこのへんで、ありがとうございました。


明日の記事はsugiさん井上さんです。

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