この記事はRCCアドベントカレンダーの31日目の記事です.
昨日はasakura_devさんのDropboxでウェブページを共有するためのChrome拡張です.
明日はkurasesuさんです.
こんにちわ!patioです.
なぜか自分はRCCのアイドルの肩書を背負った状態でバトンを渡されてしまいました.
アイドルは普通女子です.
それはさておきここ最近RCC内ではペンタブレットを用いて絵を描く行為が密かに流行りつつあります.自分は布教していたうちの一人です。
皆さんたくさんの絵を描いてくれるのは非常にクリエイティブでいいことだと思います.
しかしその絵,保存形式というものを気にしたことはありますか?
画像を保存するときなどに問われる「.jpg」みたいなアレです。
基本的な画像保存の形式についてここで紹介していきたいと思います。
・JPEG
ファイルの最後が.jpgとなっている形式。
最も一般的な画像形式であり、サイズも他に比べて小さい。
JPEGでは人間の目が明るさの変化と比べると色調の変化には鈍いという性質を利用して、色調の一部を散らすことによって画像情報を減らし、サイズを小さくし圧縮します。
人間の鈍感な部分をついた圧縮なのでぱっと見では分からないくらいのクオリティ損失で画像を維持することができます。
しかしこのJPEG形式はいわゆる不可逆圧縮と呼ばれており、一度圧縮してしまうと圧縮する前のデータに完全に戻らないのでこの点は注意です。大事な画像であるならバックアップをとっておきましょう。
圧縮のアルゴリズムとしては8*8画素のブロックに分割し、DCT(離散コサイン変換)と呼ばれる周波数解析をし、データを量子化した後、ハフマンコードで符号化を出力という流れです。
ブロック分割で圧縮しているのでそりゃあ画像が粗くなるのも納得ですね。
高画質ではなくなってブロックノイズが増えるこの形式ですが、RCCではわざとJPEGにして味を出すという人もいるらしいです。
・PNG
「ピング」と呼ばれる形式。ファイルの最後が「.png」となっているものです。
これはJPEGとは違って画質の劣化の少ない可逆圧縮のフォーマットです。
しかしクオリティを失わない代わりにファイルサイズは他と比べると大きくなってしまうことやアニメーションにできないというところが欠点です。
また利点としては透過色を指定できたり、ライセンス問題がなかったりという点があります。
圧縮のアルゴリズムではDeflateと呼ばれるデータを符号化するアルゴリズムが用いられています。このアルゴリズムはzipファイルなどにも使われており、JavaやPHPなどのプログラミング言語や環境もこのアルゴリズムを標準で提供しています。
・GIF
ファイルの最後が「.gif」となっているファイル形式です。
最大8ビットまでの色を扱う圧縮形式。使える色が少ないので単色べた塗りのアニメ調イラストなどに向いています。
またPNGと同じく透過色の指定が可能です。
特徴としてはJPEG、PNGではない、GIFアニメーションという複数の画像を一つにまとめて簡単なアニメーションを作ることができます。
しかしこのGIF圧縮に用いられているLzWというアルゴリズムはUnisys社が特許を持っているため、ライセンス料を払う必要があります。そしてこのライセンス料を回避するためにPNGが開発されました。
ちなみにこの特許の有効期限は2004年に切れました。
・TIFF
ファイルの最後が「.tif」または「.tiff」と書かれるファイル形式です。
環境に依存しない形式でwindowsでもmacでも読み書きが可能です。
非圧縮ファイルなので少しサイズが大きくなってしまうのが欠点。
(.tifファイルは記事に埋め込むことができませんでした)
主に見る形式はおそらくこれくらいでしょう。
イラストを保存する際はあとで修正がきくようにpng保存が望ましいですね!
形式選択は絵を保存だけではなくてwebページを作る際にも形式を考えてみましょう。
ボタンアイコンみたいな色の少ないのはgifにするだとか色々意識するといい感じだとおもいます!
はいということで形式についての記事でした!明日はkurasesuさんです.