25日目:電話をかけた

🎄Merry Christmas !! 🎁

メリークリスマス!こんにちは、こんばんは。初めましてお久しぶりです。最終日はわたくし青のり(@aonr_jp)です。✌️
みなさん🤶から🎁が届いて、興奮さめやらぬ感じでしょうか?私もサタンから謎の切削機が届いてテンション上がってます⤴️ アァ〜ステッピングモーターの音ォ〜

届いた謎の切削機(CNC 2418)

電話をかけよう

大学生のうち、実家から通う人たちは固定電話がある人も多いでしょう。しかし、下宿生は一般的に、固定電話という回線が引かれていないか、以下のような最新の機材構成になっています。

一般的な下宿生の最新式固定電話

しかしね、もうね、LINEとか使いまくる世の中、今更固定電話をわざわざ使う機会ってあまりないので。青のり邸(下宿先をこう呼んで人を招いている)の黒電話も埃を被っています。

黒電話の仕組みと発信

黒電話って、使ったことありますか?数字の内側の穴に指を当てて、右下の金属のストッパーまで引っ張ってから指を離すと、その数字がダイヤルされます。指を離すと、円盤のとこが勝手に戻るんですが、そのとき穴がストッパーを弾いてパルスを発生させます。パルスで発信するので、これをパルス回線と呼びます。

パルス回線とトーン回線

パルス回線の他に、トーン回線というのもあります。これが、電話機の数字ボタンを押した時に鳴る、「ピポパ」です。ピポパは、2つの異なる周波数の正弦波が組み合わさって一つの数字(記号)を表します。これをDTMFと呼びます。

見た目は子供、頭脳は大人の名探偵とか、トリビアのなんちゃらでも、人間の声で電話をかける〜みたいな企画ありましたよね。あれです。

DTMFをやってみる

流石に2つの音を一人では同時に発声できないので、(というかそんな精度出ません)今回は弊サークル今期プロジェクト活動「DTM班」で今やっている「Puredata」を使ってDTMFを実際にやってみましょう!

ちなみにDTM班では、Puredataを使ってシンセサイザーを作っています。こんな感じ。

Puredata

流行り(?)のノードプログラミング的なやつです。音声系のビジュアルプログラミングができます。とりあえずブロックを線で繋げば信号が流れてくれるので、プログラミングをあまりしない人でもパズル感覚で使えます。例えば、以下のように繋げば440Hzの正弦波が出力されます。言われなくても何となく、雰囲気伝わるでしょ?

440Hzの正弦波を出力

DTMFする

DTMじゃなくてDTMFします。数字と井桁、アスタリスクを発信してくれるプログラムをPuredataで以下のように書きました。

DTMFでダイヤルしてくれるPuredata

使ってみる

実際に使ってみます。今回かける電話番号は「117」。時報サービスですね、最近はこれ知らない人増えてるらしい。

まず、黒電話で普通にかけるとこんな感じ。

で、この黒電話の受話器マイクにMacbookのスピーカーをくっつけてトーン発信してみると

「ピッピッピーーーーーン ゴゼン ジュウジ」

かかったぁあああああああああああああ!!!!!

電話は意外と面白い

今はネットワークに乗せてしまえば、どこでもビュンビュンデータがやりとりできる時代。自分の電話番号ありません、って人も結構いるかもしれません。ただ、限られたビットレートの中で、可聴域でうまいこと通信する電話やダイヤルアップ(激推し)には、比較的理解しやすい色々な技術が詰まっています。興味がある人は、ぜひ冬休みの暇な時間に試してみましょう〜(間違い電話しないでね)

では、素敵なクリスマスを。そして、本年もありがとうございました。
また来年会いましょう、良いお年を!

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事