はじめに
SNコース二回生のTZと申します。RCCではDTMプロジェクトに入っているらしいです。よって、アドカレもDTM関係のことを書きます。今回の話題はCompressorです。(理由:これを書いている当日の活動でこの話をする予定だったため)
ミキシングとかいう音源を聞こえやすくしたりなんだりするらしい作業の音圧がどうのという話題に関わってくるものです。諸事情で歌モノ曲を作り投稿した(10月)んですが、その際にとりあえずミキシングというものをせんといけないらしいと聞きました。
とりあえず調べたままCompressorだけかけたんですが、後から有識者に聞くとわりと無意味な設定をしていたらしいので調べ直した情報をそのまま載せます。
Compressorとは
音圧という単語はご存知でしょうか。私は音の大きさというすごい雑な感じで覚えています。巷では音圧戦争といって、音圧がでかいほどいい曲に聞こえる??→よし、なら音圧をガンガンに上げてやるぜ!と音圧をできるだけ大きくしようという醜い争い企業努力が行われているらしいです。
しかし、その際に気をつけなければいけないのは音割れです。音を大きくしすぎたために、なんだか聞き苦しい感じになってしまう?的なあれらしく、とりあえずトラックのボリュームを上げとけばいいやろ!みたいなことをしていたらすぐ割れます(割れました)
適当にあげれば音割れする、しかしできるだけ音圧はあげたい……。そんなわがままな全人類のためのプラグインがCompressor(以後コンプレッサー)らしいです。
簡単に言えば、音量が大きいところを圧縮して音量の差を小さくすることで全体的に音量を上げる幅を確保するものらしいのですが、よくわからないので使い方説明とともになんとなく感じてみましょう。
使い方
※後からプラグインやらなんやらをインストールしてないありのままのLogic Pro Xを使用しています。他のDAWなどとは表示が違うかもしれませんが深くは変わらないはずです。

これがコンプレッサーの画面になっています。重要なのは、中央部の6つのつまみ、次いで上部のメータ、右のOUTPUT GAINです。
ちなみに、全部を扱うと記事が長くなりすぎるので重要と思われるTHRESHOLDとRATIO、ついでにちょっとだけMAKEUPを説明して終わります。
ATTACK/RELEASEは名前の通り、コンプレッサーをかけ始めるタイミング、かけ終わって元に戻すタイミング、らしいです。(例えばキックとかで始まってすぐにかっこいいデカ目の音があるときにアタックが早すぎるとそこも抑えちゃっていい音なくなっちゃうぴえん、みたいなことがあるのでそういうときに調整するらしい)
THRESHOLD
スレッショルドと呼ぶらしいです。コンプレッサーでは音の大きいところを圧縮するらしいですが、その圧縮、つまり音量を抑えるにもどのくらいの大きさから抑えるか決めなければなりません。
やかましさ100のAくんは声抑えて欲しいけど、やかましさ30の物静かなBくんには声抑えてもらっちゃ困る。だからやかましさ60くらいから上の人は声抑えてね、みたいな。そのやかましさ60に当たる音量を抑えるボーダーラインがスレッショルドです。
dB(音量の単位)は負の値が基本なのでスレッショルドも基本どんどん-値で下げていきます。メーターが-5前後くらいがあまり不自然でなくいい感じらしいです。(最終的には耳で決めるのが一番いいと思いますが)
スレッショルドを下げながら再生すると、上部のメータが動くと思います。このメータが0のまま動かないのにコンプレッサーをかけても意味はありません。(私はそれをしてしまっていましたが)
このメータが動いている分が抑えてねっていうボーダーラインと今なっている音の差=圧縮される音量なので。


RATIO
レシオと読みます。圧縮具合を決めるやつらしいです。2.0:1とか10:1とかN:1の値が出ていますが、1/N音を圧縮します。2:1にすると音が半分の大きさになる感じで。当然ながら1:1にすると何の意味も持ちません。
2:1とか4:1あたりが多いそうで、私がとりあえずミキシングっぽいものを施さねばって思っていた時はとりあえず4:1に設定していました。(音をちゃんと聞いて決めましょう、私はまだその域にいません)
MAKE UP
名前がGAINであるところもあるらしいです。音量を上げるとこになります。私は何も考えずとりあえずここをあげればいいんだなーと思ってここをガンあげしていました。音割れしました。
スレッショルドで音を圧縮するボーダーを設定し、レシオで圧縮率を設定していい感じに音の小さいところと大きいところの差がなくなったわけですが、そのままだとただ全体的に小さく収まっただけの音源となります。
そもそも、なぜ全体的に音量を小さく収めたのでしょうか?
それは、あとで全体的に音量を上げるためです。音量をあげたい!と思ってペイントソフトで画像を拡大するかのごとく音量を上げようとしても、大きいところが音割れボーダーを超えてしまえば悲しみしか残りません。
そのために、音を圧縮していたわけですね。
ということであとは音量を上げるだけです。右のメータが今なっている音量を表しています。

ここは、大きく設定しすぎると割れるので割れない程度にあげるといいらしいです。経験談ですが、トラックごとで割れてなくても曲として書き出したときに全体の音量設定とかなんとかで割れちゃう悲惨な事故とかもあるのであげすぎには要注意。
ラウドネスメーターとかいう音量計測するプラグインとかも使っていい感じのdBになってるっぽいなら終了。
以上、お疲れ様でした。