こんにちは。XiPHiAです。
ちょっと前にAndroid Wearを買いました。円形ディスプレイで有名なLGのLG Gwatch Rです。円形ディスプレイといえばMoto 360とかもありますがMoto 360はセンサーの配置などの都合上下側が欠けていて完全な円形でないこと、国内での入手がちょっと面倒ということ、そして技適認証を取得していないといった理由でLG G Watch Rの方にしました。LG G Watch RはGoogle Playで取り扱われていて入手しやすく、技適認証も取得しているので国内でも堂々と利用できます。
さて、このLG G Watch Rを3週間ほど使ってみて思ったこととか感じたことについて述べたいと思います。Android Wearのバージョンが4.4W2、ペアリングするAndroid端末のバージョンは4.4.2という環境でのお話です。
デザイン、ディスプレイ
デザインは普通に身につけていてもそこまで違和感がない感じです。ケース部分はステンレス金属製ですがそこまで重くはないです。ウォッチフェイスについては液晶ディスプレイで表現されているため自由に変更できていい感じです。問題は液晶ディスプレイがプラスチック有機ELのため、寿命や焼きつきが少し心配です。流石に3週間程度では大して変化が見られません。念のために常時点灯は無効にしています。腕を振り上げる動作などで点灯してくれるのでそこまで不便ではないです。ベルトは標準だとレザーですが市販の腕時計用のベルトと交換できるのでカスタマイズ性はそこそこ高いと思います。
なお、ディスプレイはタッチ対応なのですが水気に弱いです。一応本体はIP67の防水・防塵性能を満たしているのですが、袖の部分が雨で濡れるとか、ディスプレイ用のウェットシートでディスプレイ部を拭こうとすると指が触れてなくても反応したりします。一旦ディスプレイ部が反応するとAndroid WearとペアリングしているAndroid端末での音声再生が停止したりするので、これが以外と面倒です。なので雨の日の利用については微妙な部分が残るといった感じです。
裏面には光脈波計(PPG)による心拍数センサと充電端子が配置されています。LG G Watch Rは専用クレードルを利用して充電する形態です。
操作性
Android Wearは基本的にタッチか音声による操作が主体となります。そのため、文字入力はほぼ利用できません。Microsoftの研究部門がAndroid Wear用のタッチキーボードのプロトタイプを発表していますが、現状円形ディスプレイ端末などでは利用できないのが残念です。音声操作ですが、ディスプレイ点灯時に”Ok, Google”と話しかけると検索画面になるのでそこから命令や検索キーワードを話しかけるとアプリの起動やWeb検索を行ってくれます。この時に認識してくれる言語はペアリングしているAndroid端末のGoogle Nowの設定に依存している(はず)ので、最大で4言語まで設定できます。
タッチ操作についてはそこまで特筆すべき点はありませんが、音声入力は衆人環視の中で腕時計に話しかけるということに対する羞恥心との闘いと感じました。スマートウォッチが普及すればもうちょっと改善されるかもしれません。
利用状況
基本的には腕時計の必須機能とも言える時間を確認するという機能以外に、通知の確認とか現在の気温を調べるとか心拍数を測るとかくらいしか使ってないです。この前アルコール摂取前と摂取後で測って遊んでみましたが通常時で75bpm、アルコール摂取後だと95bpmくらいの数値が出ていました。一応メモ機能やアラーム機能などもあるのですが使用する機会がないです。メモ機能は話しかけた内容についてGmailにメモとして残してくれる機能でした。あとアラーム機能はペアリングしているAndroid端末とはリンクしていません。端末とWearのそれぞれが個別のアラーム設定を持っていて残念な感じでした。
通知の確認機能はかなり便利で、GmailやTwitterの通知について端末を開かなくてもぱっと確認できるのは非常にいい感じです。ただ、Gmailの通知は全文は表示されませんし、Twitterだとリプライに対しての返信とかはできません。一応そこからペアリングしているAndroid端末にアクションを投げることはできますが、端末ロックを設定しているとロックを解除してからアクションをしなければならないのでせめてロック自動解除の上でアクションを投げて欲しいと思いました。
開発関連
Android WearもAndroidと同様にアプリ開発が可能ですが、Androidアプリと違いGoogle Playに直接アクセスのできないAndroid Wearにアプリをインストールできるようにするにはちょっと特殊なことをしないといけません。ここでは詳しく説明はしませんが、Wearアプリのバンドル作業などが必要です。一応デバッグ機能を利用してアプリを直接Wear側にインストールすることも可能です。
まとめ
以上が3週間ほど使ってみての感想です。Android Wearは面白いガジェットではあるのですが、自分の中で具体的な活用の方向性を見いだせていないというのが現状です。アプリ開発などを通して面白さを発見できていけたらいいなと思います。
次の記事はmotさんです。