30日目:Xevious筐体を作って展示した

こんにちは、お初の方は初めまして。そうでない方はどうも、青のりです。
ダラダラ体たらくな人生を推し進めております私ですが、これでも執行委員長です。

この記事では、Xevious基板を買って、動作させて、展示したお話が書かれてます。

ジャンクから懐古

もはやクリスマスも過去のもの、新年目前にして今年はどんな年だったでしょうか。
私的2019年度はどういう年だったかと言うと、「ジャンクとレトロにハマった」年でした。
元々テレタイプしたり黒電話で遊んだりと、懐古感は無きにしも非ずといった具合でしたが、ジャンク品の趣向がMacintosh SE/30を境にグッとレトロ寄りになったのです。

Macintosh SE/30で味をしめた青のり氏、夏のインターン帰りで立ち寄った秋葉原で、今度はあの基板を見つけてしまったのである...

BEEP秋葉原店で買ってしまった基板

アーケードゲーム黎明期、カフェに並んだテーブル筐体で有名な「インベーダーゲーム」はみなさんご存知だと思います。そんなアーケードゲーム達は今、専門店で基板が売られているのです。

家にあった「NAMCO HISTORY Vol.1」

小学生時代の私は、家庭用据え置きゲームが存在せず、家のWinXPで「ナムコヒストリー Vol.1」をプレイする日々でした。ナムコヒストリーとは、ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)のアーケードゲームをWindowsに移植したソフトウェアパッケージで、Vol.1〜Vol.4が存在します。
Vol.1で特にハマっていたのが「Xevious」で、ひたすらやってました。これが後々東方に惹かれていく流れになるんですがそれはまた別の話。Xeviousには、スペシャルフラッグ、コピーガード、沢山の模倣作品など、ゲームの歴史的意義もあり...まあとにかく非常に良い、良いのです。

このXevious基板が、目の前に、そう、売っているわけですわ。

4万円
買っちった。

1ヶ月連続休みなしで夏のインターンとKC3、勉強会などをこなした私に、もはや買わない選択肢はありませんでした。
(ちなみに、あとで調べて気付いたんですが、最近値上がりしてる模様。みんな早く買っとこう)

アーケード基板を動かすには

アーケード基板には、基本的に端子が基板端にあって、それをハーネスと呼ばれる配線で電源・操作面・ディスプレイなどに接続します。端子形状はメーカーや時代によって異なるため、このままでは筐体はおろか動作させることすらままなりません。
昨今のアーケードゲーム界隈では、電源・コントローラ・映像出力が一体となった「コントロールボックス」と呼ばれる装置が存在し、これにハーネスを介して基板を接続します。コントローラボックス側は「JAMMA規格」というピン配列で統一されており、先述のメーカー・時代ごとの差異はハーネスで吸収することで様々なゲーム基板を一つの環境で楽しめる、というわけです。
今回は、購入したBEEP秋葉原店で取り扱っていた「ナムコ→JAMMA」変換のハーネスを購入して利用しました。線材とコネクタ買うのが面倒だったので今回は買っちゃいましたが、配線を組み替えるだけなので、半田付けできる人なら誰でも工作できます。挑戦したい人はぜひ。

さて、変換ハーネスでJAMMA配列になった端子ですが、当時の映像出力はブラウン管だった為、このままでは現代のLCDに接続できません。幸いブラウン管への出力であるRGBSからVGAへ変換する基板が販売されているため、これを利用します。

付属の取説とJAMMAのピンアサインを見比べながら結線します。電源はPCのATX電源ユニット、映像は先ほどの変換基板に、コントローラはひとまず画像のようにタクトスイッチで作ります。
一通り接続してn回確認したら、電源投入!

うおぉぉぉぉぉ動いたぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!
(BEEPでも購入前に動作確認はしましたが)移植版でキーボードの印字が削れるほどプレイしたゼビウスが、本物基板で動いてるぅぅぅぅぅ!!!!

やはり筐体に仕上げたい

動いたは良いが、配線むき出しでビビりながら、しかもタクトスイッチで操作しているので指がめちゃくちゃ痛い。せっかく動作させるならテーブル筐体に仕上げて、ジョイスティックで快適にプレイしたい!

ので、作ります。

1. 設計

ナムコが作っていた当時のテーブル筐体が、ネットで検索するといくつかヒットします。これと付属の資料を参考に設計していきます。

https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20160912111/SS/009.jpg より引用
当時稼働していたナムコ公式のテーブル筐体。ヤフオクでたまに高価で取引されていたり...

は奥側に蝶番で固定されており、上に開けることで内部の部品にアクセスできます。
今回は、木材(パイン材)で筐体箱本体と天板を制作し、この中に電装系とディスプレイを実装。
個人的な譲れないポイントとして、

  1. 天板お開き構造
  2. 硬貨が利用できるコインシューター
  3. ジョイスティックとボタンが実装された操作パネル

の4点は実現していきます。天板のガラス板は、このサイズでオーダーすると高価になるのと、反射で見えづらくなるのであえて実装しません。

2. 部品選定

脚については、T型脚がニトリで売っていたのでこれを使います。2本買わないといけんので注意。

先ほどのテスト動作では、16:9のディスプレイに映していましたが、Xeviousの画面解像度は288×224なので4:3の方が好都合です。今回はIO-DATAのLCD-A171GSを採用。
ちなみにこれは後になって判明したんですが、ディスプレイ選定の際はアスペクト比だけでなく視野角にも十分留意してください。とくにゼビウスは縦スクロールなので、ディスプレイでの垂直方向の視野角も留意する必要があります。

ジョイスティックは、アケコン部品では王道の三和電子を採用。静音モデル(JLF-TPRG-8BYT-SK)がとんでもなく操作感良かったのでこれを千石電商で買ってきました。(Amaz◯nで買ったら違うモデル届いたので返品した)

静音モデルの静音さよ。高反発で操作もしやすい!

ボタンは三和電子でも良かったんですが、MX互換軸が使える方が嬉しかったので今回はGameFinger製のスイッチを購入しました。(店頭で旧ロット品が安かった)

硬貨を判別してクレジット信号を送る「コインシューター」については、個人ブログの方で詳しく書いてあります、興味のある方はぜひ。

3. 実装

ここまでくればあとは実装するだけや!
回路は基本的にテスト動作時と同じですが、筐体内に組み込むために、配置・線材カットなど行います。

組み込み前の試験動作。電源やディスプレイ、線材が変更された
操作パネル天板は化粧板をフライスでカット
こんな感じ、ジョイスティックのボールに青のり邸が映ってますね... ^^;
ディスプレイ取り付け直前の様子

うひょーーーーー!!組み上げるといよいよ存在感がとんでもないです!!

実機動作&学園祭展示

いよいよ、念願の、実機動作の様子、こちらです!!!!

木製筐体内部に、Xevious本体基板と変換基板系、電源、操作系電装と、空冷用のファンをつけました。
こちらの筐体は今年の学園祭にて本会RCCのブースで展示しておりました!!

Macintosh SE/30 と共に並べての展示、おじさん達だけでなく小学生にも大人気でした!
みんな遊んでくれてありがとう。(語ってくれたおじさん達もありがとう)

まとめ

冒頭にも書いた通り、小学生の頃から遊んでいたXeviousが目の前で実機動作(しかも基板が本物)している様子は感無量です...。
時代に触れながら愛でられるレトロジャンク、皆さんも是非楽しんで下さい。

それでは、良いお年を〜〜〜!!!!!

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