こんにちは,Jinです。
RCCの会誌に使う表紙を募集するという話を聞いてやってみようかな?って思って触ったこともないデザインの分野に突っ込んで行った愚か者です。
でも結果的にある程度収穫はあったと思うので私と同じくゼロの状態で、かつiPadを持て余している方がいたら参考にしてくださいって感じの記事になります。
どういうデザインの話?
大雑把にデザインって言っても色々あります。最初に思いつくのは芸術分野でよく見られる風景画とかデッサンとかかもしれませんが、コンピュータクラブであるRCCで(私が勝手に)いうところのデザインはデジタルアート、その中でも今回挑戦したのはベクターデザインです。
ベクターデザインって?
パソコンで写真などにイメージファイルを扱ったことがあれば、誰しもサイズを調整する間にイメージが割れたり、変な方向に曲がって潰れたようになったり、変にアウトラインが強調されたりした経験があると思います。それはイメージファイルがピクセルで構成されているからです。
しかし、ベクターツールでデザインしたものは線一つ一つが編集可能なデータとして記録されつつ完成させていくものなので、一度デザインすればどんなサイズや比率にも自由に変更することができます(ただしExportしたイメージファイルはピクセルでできているので対象外となります)。
最初の画像の上がピクセル、下がベクターで、残りの画像はそれぞれをズームしたものです。
これが最もよく使われるのはロゴなどををデザインする時です。ロゴを一度デザインしたら名刺、ウェブサイト、抱き枕など様々なところに使うことになりますが、サイズが変わるたびにクォリティが変わったりすれば大変です。様々なプラットフォームで自分のデザインを見せびらかしたいならベクターツールがおすすめ(らしい)です!
入門者はAdobeから逃げろー
デザインの生態系で最強の名を誇るのはなんと言ってもAdobeファミリーです。Adobe IllustratorやPhotoshopが今回のタスクに最も適しているものですが、この二つを使うには大凡、単体で22,176円/年、または学生割引&Bundle価格で20,856円/年になるので、やめておきましょう。もちろんTrial期間はありますが、どうせ最初になれるなら今後も使うツールに突っ込んでいく方が得だと思います。いくら本格的に始めるとしても塾とか仕事場でAdobeツールが要求されているわけでもない限り最初からあんな紺学を投資するのはおすすめしません。
では何を使うかというと、Affinity Designer、Affinity Photosがおすすめです。上記のAdobeソフトウェアと殆ど同じことができるのにiPadのストアでの価格はそれぞれ買い切りで2,400円!PC版もありますが、4,640円ともう少し割高です。
何を描けばいいの?
なんでもいいです!けど、なんでもが一番困るんですよねー。私は表紙を描くという目的があったのでデジタルアートの定番っぽい物を探して書きました。なので、後半では表紙っぽいものを描く詳しい流れを説明するので、興味があればぜひ後半も読んでください。